Sunday, November 27, 2011

池田大作詩集『友に贈る』

(苦闘の章)より
甘き夢は 
夢想家にまかせよう
ひとときの気休めは
架空の世界にゆだねよう
厳しき現実と格闘するわれらは
愚痴を英知に
嘆きを生きがいへと
悠々と変えてみせるという
信念の共闘者でありたいのだ
 *
あの道も失敗し
この道も失敗したとしても
僕には
確たる完全な道のあることを
忘却しないから
最後の花の道に
進歩し 
帰着してみせる
 *
辛くとも 
涙して泣くまい
二十年先を目指して
今日も撓まず
一歩一歩 山を登る気持ちで
前に進むことだ

(同志の章)より 
誰からも
賛嘆されなくてもいい
賛美されなくてもいい
私には 
心から信頼できる
大好きな人間が 
大勢いるから
私の胸は 
花束でいっぱいである

(指導者の章)より
連戦連敗の最中にあっても
君よ 
けっして
あの凱旋将軍の笑顔を
忘れないでくれ給え
 *
瞼の底に
君の勇姿が消えない=と いわれるような また行く人 
去る人ごとに
倒れざる
心のなかの柱を作りあげる
強烈な信仰の指導者で
あってくれ給え 

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