Sunday, November 27, 2011

池田名誉会長 桂冠詩人の世界 『外苑の銀杏並木に思う』

黄金の生命を讃えよ 
最後の人生が どうであるか。
その頭上には
静寂と光があるか。
暗黒と苦痛があるか。 
君も私も
退屈な人生の旅でなくして
大きく両手を広げ
無限の決意と
無限の喜びを
謳いながら
いくつもの曲がり角を
楽しく歩む
 醜い憎悪の風を
 吹き飛ばし
気楽な強い境涯と
鉄鋼のごとき
恐れぬ沈黙と
明るい風を
胸いっぱいに受け
断じて勝ちゆく感情を
燃え上がらせながら
人生の皇帝のごとく
歩むのだ。 
我らの行進は
我らの正義の行進は
そして
我らの信念と歓びの行進は
岩石の厚い大地をも
貫き砕きながら
心同じくする
万人の待っている
そのもっとも高く尊い
戦野に進むのだ! 
魂のラッパの音は
勇ましく鳴り響く!
皆が
人生を讃えゆく
勝利の歌を
歌い合わせながら
 荘厳な仏法の道を
違えることなく
悠然と進む。
そこには
暗澹たる陰湿な人々は
一人もいない。
不潔な心の
臭いを持った悪人も
増上慢の人間も
一人もいない。
皆が心の中に燃える
仏の生命を
歓喜をもって
力強く謳い上げている。 
誇りも高き君よ!
勝利 勝利の君よ!
忍耐と努力の 尊き君よ!
悪戦苦闘を恐れず
踊りゆく君よ!
愚劣や
毒蛇のごとき
誰人も忌み嫌い
信用せぬ者どもを嘲笑い
光り輝く正義の大道に
進む君よ!
君たちは
勝ったのだ!
君たちには
悔恨はない! 
君たちの
戦いの苦悩は
大歓喜の人生となり
常楽と我浄の
黄金の生命を飾り
讃えていくのだ!

 「我らは正義の道を!」より 


いけだ・だいさく 1928年、東京都出身。多くの詩作を発表し、81年、世界芸術文化アカデミーから「桂冠詩人」の称号が贈られる。世界詩歌協会からは、95年に第1号の「世界桂冠詩人賞」、2007年に「世界民衆詩人」の称号、10年に「世界平和詩人」賞を受ける。写真芸術の分野では、1989年にフランス写真博物館の第1号の「名誉館員」に、91年には、オーストリア芸術家協会の日本人初の「在外会員」に就任。シンガポール・ネパール・インドネシア等の写真家協会からは「終身名誉会員証」が贈られている。 


 (2011.11.20 聖教新聞5面 詩と写真の交響より)

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